在宅訪問診療
現在当クリニックでは、160名の患者様のお宅で、毎週(もしくは隔週)在宅にて診療をさせていただいております。必要に応じて点滴、処置、各種検査等もさせていただきます。
クリニックのサポートがあれば、入院が必要になった時にも安心です。
寝たきりではないけれど外出しづらい方、「特に悪いところはないけれど、一度全身の状態をチェックしてほしい」と思われる方なども、どうぞお気軽にご相談ください。
(すべて医療保険適用です。)
●在宅診療とは
日常社会生活を送りながら、自宅で医師や看護師などの訪問を受け療養することを在宅医療といいます。
通常の具合が悪くなったときにだけ来てもらう往診とは違い、患者さんのお住まいに定期的に訪問して行う、計画的・継続的な医学管理・経過診療を提供するものです。
ですので、通院が困難な患者様の事情を考慮し、可能な医療はできるだけ在宅のままで行うことを前提としています。また、症状によっては治療が望めない状況であっても、患者様が少しでも快適な治療生活が送れるようにケアを行います。さらに、最後をご自宅で迎えたいとご希望される場合にも、全力で支援させていただきます。
主治医の指示のもと別途に看護師が訪問し、医療的なケアを充実されることにより、快適で安心した毎日を送っていただくことができます。
●在宅診療でできること
・血液、尿、便の検査
・傷や床ずれの処置
・留置カテーテル管理
・気管切開カテーテル管理
・ストーマ管理
・食事栄養指導
・在宅酸素療法、在宅成分栄養経管栄養法
・点滴注射
・フットケア
・処方せん発行
・各種診断書発行
・訪問看護指示書発行
・主治医意見書発行(介護保険申請用)
・居宅療養管理指導対応(介護保険)
●在宅訪問診療開始までの流れ
在宅訪問診療をご希望の方は、まずは当クリニックにお問い合わせください。
その後、当クリニックで初回診療(院長の診察)を受けていただきます(月・火・木・土)。
初回診療で検査等を行い、現在のお身体の状態を把握した上で、在宅診療の計画を立てます。
また、在宅訪問診療について診療費用等のご説明もさせていただきます。
ご本人様が来院できない場合は、ご家族様の来院でも構いません。
ご納得いただけましたら、ご本人様やご家族様の希望、病状、介護サービスなどと照らし合わせて訪問の計画を立ていきます。
(各種医療保険証、介護保険証、可能であれば前医からの紹介状をご用意ください。)
●費用について
主な在宅訪問診療の費用は以下のようになります。
(金額は1割負担の場合です。3割負担の方は約3倍の金額となります。)
・在宅時医学総合管理料(1,300円~5,400円 / 毎月1回)
在宅医療を受けられる方への総合管理料です。
・訪問診療料(200~830円 / 1回)
患者様の状態にあわせて、定期的な訪問診療を行った場合に算定します。
基本的には月2回の訪問診療ですが、患者様の状態により回数は異なります。
・往診料(720円~3,420円 / 1回)
定期的な訪問診療以外に、病状の変化等で訪問した場合に算定されます。
時間帯などにより金額が変わります。またこの他に再診料がかかります。
・訪問看護(580円~680円 / 1回)
看護師が患者様の健康管理や、排泄ケア・清潔ケアなどに訪問します。
要支援・要介護認定を受けている方は、介護保険の訪問看護サービスが優先されます。
医療保険での訪問介護は以下の場合となります。
*40歳未満の方
*国で指定されている病気の方
*要支援・要介護認定を受けていない方
※要支援・要介護認定を受けている方でも急性増悪時などには
医療保険での訪問看護となる場合があります
・在宅療養指導管理料
在宅酸素や人工呼吸などを使用している場合はその管理料が毎月1回算定されます。
*在宅酸素療法指導管理料 (加算含め 8,000円前後)
*在宅人工呼吸指導管理料 (加算含め 10,000円前後)
*在宅中心静脈栄養法指導管理料 (加算含め 6,500円前後)
*在宅気管切開患者指導管理料 (加算含め 2,500円前後)
※上記の金額は一例ですので、目安としてご参考ください。
その他
指示書や検査、処置、注射料などは別途算定されます。
処方箋が出た場合、お薬代は薬局へのお支払となります。
(薬の配達も可能ですので詳しくはお気軽にお尋ねください。)
※上記は、診療内容の一部です。上記以外にも診療内容によって算定される項目があります。
また、診療報酬改正で金額が変更になる場合があります。
※費用の一例
この例には、血液検査や薬の金額は含まれておりません。
●訪問エリア
大阪府 堺市
北区・西区・中区
※その他地域につきましては、ご相談ください。
●よくある質問
Q.どんな持病があっても在宅診療してもらえるのでしょうか?
A.当クリニックの院長は総合診療医ですので、どのような症状であっても診療可能です。
Q.どれくらいの頻度で往診してもらえるのでしょうか?
A.病状に合わせて、2週間に1度あるいは1週間に1度、往診させていただきます。
Q.内服薬の受け取りはどうなるでしょうか?
A.薬局での受け取りとなります。必要であれば、薬局からの配達もできます。ご相談ください。
Q.総合病院への通院継続は可能でしょうか?
A.継続して通院していただいてかまいません。通院時間等も考慮して、訪問計画を立てさせていただきます。
Q.入院治療が必要となった場合は?
A.症状に応じて適切な治療を受けられる病院をご紹介させていただきます。